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市川市 みずアドバイザー

今日のお客様は、千葉県市川市から来ていただきました。市川市役所 環境清掃部 環境政策課 13名の皆様です。

彼ら(彼女ら)には、市川市から与えられた任務があります。それは、生活排水から市川市の水環境を守ること。きれいな川を取り戻すために日夜戦うことです。肩書きは「生活排水対策委員」。人呼んで「みずアドバイザー」の皆さんです。(詳しくは、市川市役所のHPを参照してください。) なんか、かっこいいですね!

http://www.city.ichikawa.lg.jp/env01/1221000002.html

お客様が、環境のプロということで下手なことは出来ません。こちらも、臨戦態勢でお迎えいたしました。いつものように、精米・無洗米が出来るまでの説明からさせていただいたのですが、その中でも特に BG無洗米はとぎ洗いしなくてもいい ので、 家庭でも工場でも とぎ汁 が出ない ことを最大限にアピールさせていただきました。(本当のことですので・・・・)

工場内の見学では、天然ガスというクリーンエネルギーを使用して発電しているところとか、太陽光発電も導入して環境にやさしいエネルギーの積極活用をしているところをさりげなくアピール。工場全体で環境対策に取組んでいる姿勢を感じてもらえたでしょうか。

本当は、10:30から見学を開始して11:30までの1時間の見学予定だったのですが、金芽米試食とその後の皆さんからの質問攻めで結局見学終了が12:00くらいになってしまいました。見学の後は、川越で昼食の予定だったようですが、間に合ったのでしょうか?ちょっと、心配になりました。

ご質問の内容は

・無洗米はどこで買えるの?

・無洗米は本当に洗わないで炊いても大丈夫?

・BG無洗米以外の無洗米も洗わないで大丈夫なの?

・BG無洗米かどうか、どうやって見分けるの?

・無洗米加工機の金属は何を使っているの?

などなど、いろいろでした。「無洗米」という言葉は、みんなご存知なのですが、使用している方はまだまだ少ないんだな~と改めて感じたご質問の内容でした。

試食の金芽米が美味しかったようで、お帰りになる前に、工場で売っている金芽米をお買い上げいただきました。十分な数を用意していなかったので、あわてて製造しました。皆さんには、少しお待ちいただくことになり、ご迷惑をおかけいたしました。ごめんなさい。5kg袋の製品しかおいていなかったので、小袋のお米が欲しいという要望もいただきました。今後の参考にさせていただきます。

見学中にお話できなかったことですが、川の水をきれいにするためにみんなが簡単にできること。それは、普通の精米からBG無洗米に切り替えることです。少なくとも、とぎ汁は家庭からも工場からも出なくなります。それだけでも、環境負荷はぜんぜん違ってくるはずです。

確かに、無洗米は普通のお米に比べたら少し高く売っているようです。でも、生活排水に含まれるリンなど、水を汚す原因になる物質は普通の下水処理では取り除くことが出来ません。きちんと取り除こうと思ったら、下水の高度処理が必要になります。一般的なのは、薬剤を使用する方法です。金属を含む凝集剤を下水に添加してリンを回収するのだそうです。そのための薬剤コストは、約 2円/㎥(下水量) 。滋賀県の例で言うと 1箇所の下水処理場だけで 4,000万円/年間 ほど経費がかかっているんですって。 それらは当然、下水代として徴収されるのですよね。

http://www.lberi.jp/root/jp/05seika/omia/38/bkjhOmia38-3.htm

だったら、無洗米を使ったほうが、結果的に安くつくと思うのですが、いかがでしょうか?しかも、無洗米は、ヌカが完全に取り除かれている(普通米の約3%程度)ので普通のお米を買った時と比べると、5kgで150g程度おまけのお米がついてくるようなもんです。いろいろ考えるとお得ですよね!しかも、「環境に優しい人」になれますよ。

「でも、無洗米は、まずいからな~」と思っている貴方。

一度、うちに工場見学に来て、金芽米を試食していってください。たぶん、考えは変わると思いますよ。

ちょっと脱線してしまいましたが、みずアドバイザーの皆さん、これからもますますのご活躍をご祈念申し上げます。

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工場見学アンケート

2/6 に、5歳児と3歳児をつれて工場見学に来ていただいた、川越双葉幼稚園の有志の皆様から、工場見学アンケートが郵送で送られてきました。開封してアンケートの内容を拝読するまでは「どんなことが書いてあるんだろう」と どきどきでしたが、感想の欄には感謝の言葉がたくさんつづられていたので、「ほっ」と一安心しました。

取り急ぎ、アンケートに記載があった感想文は、弊社工場のホームページの「工場見学をしていただいた方のご感想」コーナーに掲載させていただきました。

一般の方を対象に工場見学を始めて半年になりますが、皆様から見学の感想を寄せていただくことが、私達スタッフの何よりの励みになります。

工場を一般公開することについては、試行錯誤の連続です。

どうやったら、わかりやすく無洗米のことをお伝えすることが出来るのか?どんなことをしたら、みんなに楽しんで見学してもらえるのか?今日の見学者は何に一番関心があるのだろうか?などなど・・・・・・

せっかく遠くから工場見学に来ていただくのだから、満足して帰っていただきたい。そのためには、どうしたらいいか?いまでも、お客様をお迎えする前にいろいろと思案します。そういう中で、来ていただいた方から感想や意見などの生の声というものは、本当にありがく、なにものにも代えがたい貴重なアドバイスになります。もし、これから工場見学をしていただく機会がありましたら、見学終了後に一言でもかまいませんので、感想などを寄せて下さい。

それでは、川越双葉幼稚園の有志の皆様 代表の方からいただいたメモをご紹介いたします。

「トーヨーライスセンター 工場見学担当 榊 様

2月6日は、お世話になりました。全員、大満足の見学となり、企画した私も皆に喜ばれ、心より感謝申し上げます。今回のアンケートを送らせて頂きます。川越双葉幼稚園の有志の集いですが、登園方法がそれぞれ異なるので、毎日顔を会わせる自転車と登園の親子分のアンケートのみ回収できましたので、在中致します。   (代表)  」

ありがとうございました。

 

 

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「米の国」 スリランカ

先週の日曜日に、某国営放送で「アジア食紀行 コウケンテツが行く -スリランカ編-」という番組を見ました。すでに、何回か再放送されているプログラムのようでしたが、私は、今回始めて視聴しました。

「コウケンテツ」ってなに?という素朴な疑問からなんとなく見てしまったのですが、お米業界にいる私にとっては、予想外に面白い番組でした。

「コウケンテツ」 失礼! コウケンテツさんですね。人の名前だったのですね。調べたところによると、有名な料理研究家だそうで、知らなかった私のほうが悪かったみたいです。

番組内容は、コウケンテツさんがスリランカの「食」をテーマに旅をするというドキュメンタリーでした。コウケンテツさんも良く知らなかったのですが、スリランカが「お米の国」だったということも今回初めて知りました。(紅茶の国と言うのは知っていたので、パンが主食かと漠然と思っていました。)お米の消費量でいったら、スリランカ人一人当たり 180kg/年間 も食べているそうです。実に、日本人の平均消費量の約3倍です。とんでもない量ですね。

量も多いですが、お米の種類も多種多様。赤い米、黒い米、長い米、小さい米、香り米・・・・など、スリランカの町にあるお米屋さんの店頭では、バラエティーにとんださまざまな米が売られていました。

料理の仕方もさまざまです。白米をそのまま炊いて食べるのはもちろんですが、粉にしたり、麺にしたり、食べ方もとってもユニークです。特に、「おもしろいな~」と思ったのは、「エッグホッパー」という料理です。主に、朝食で食べることの多いスナックのようなものです。原料は、米の粉をココナッツミルクで溶いたものだそうで、それを熱した雪平なべのようなものにまわし入れて、なべの内側全体に貼り付けるようにして焼いていきます。すると、生地がなべの形を保ったままクレープ状に焼けていきます。その中に卵を1個割りいれて焼けてきたら黄身を崩し、全体に火が通り卵もかたくなったら、なべから取り出します。すると、ボウルの形になった卵入りのスナックが完成です。その姿は、まさに「エッグホッパー」。是非、一度食べてみたいと思いました。

コウケンテツさんは、スリランカの一般家庭の料理も紹介してくれました。そこでわたしが興味を持ったのは、お米を洗っているところです。日本のように研ぐわけではなく、まさに、洗っているような感覚でしたが、お米を洗うなべ(? ボウル)がおもしろい。ふちのところに段差があり、お米を洗って水を切るときに、その段差に米の中に混じっていた石が引っかかるように工夫してありました。日本では、お米の中に石が混じっていることなど考えられないですが、スリランカでは当たり前みたいですね。是非、TOYOの石抜機を使ってもらいたいものです。

私達日本人が毎日食べているお米は、ジャポニカ米という種類のお米です。「コシヒカリ」「あきたこまち」などの銘柄の差はありますが、大きなくくりでいったらほとんど短粒種のお米しか食べていません。それに比べて、スリランカのようなお米を主食とする海外では、さまざまな色・形・大きさ・香りの米をいろいろと工夫した調理法で食べています。確かに、日本のお米は美味しいし、日本のお米にあった「炊く」という最高の調理方法があるので、日本では「お米」といったら「ご飯」になりますが、海外のお米とのつき合いかたをみると、日本のお米もまだまだいろいろな可能性があるのではないかと思ってしまいます。

日本のお米売り場も、もっとカラフルで個性のあるお米がいっぱい並んでいれば楽しいのにな・・・

考えさせられる番組でした。

 

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中新田スクエア 新(あらた)

毎日、寒い日が続いています。埼玉は東京と比較すると5度くらい低いような気がします。去年、買ったばかりの愛車には、外気温表示がついているのですが、本日、出社時の気温は-5℃を表示していました。「冬だから」とはいえ、最近の寒さはちょっと強烈ですね。

さて、本日のお客様は、狭山市から来てくださいました。中新田スクエアの新(あらた)という施設の方たち総勢15名の皆さんです。精米工場を見るのは、初めてだということで、全員、興味津々の様子です。

工場の簡単な説明をした後、早速、場内の見学です。入荷場では、たくさんのお米が並んでいたので驚いていました。ラッキーなことに、ちょうど、フレコンから玄米を投入するところを見ることが出来ました。大きな袋から大量の玄米が出てくるところは、日常で見ることが出来ませんからね。

原料入荷の後は、発電(太陽光&コ・ジェネ)を見てもらいました。「精米工場で発電?」 なんか、不思議そうでした。案外、精米工場はハイテクなんですよ。

それから、品質検査室を見た後、手をアルコールで消毒して、エアシャワー室を通り体をきれいにして、精米室に入場。精米室は大きな音がして、玄米が「あっ」という間に白いお米になる機械(精米機)を見てもらいました。音が大きくて私の声もあまり聞こえなかったんじゃないかな?

2Fでは、バカでかい玄米タンク室と白米タンク室を通って、無洗米加工室へ。無洗米加工室内を見るために見学用窓の前に立って一生懸命中を覗き込んでもらったけど、窓ガラスが真っ白で何にも見えません。全員が窓の前にそろった時に、秘密のスイッチを押すとあら不思議。真っ白だったガラス窓が、透明になって無洗米加工機がはっきりと見えるようになりました。お約束ですが、みんな驚きのリアクションをとってくれるので、私としてもやりがいがあります。

選別室では、カラー選穀機で選別した茶色いお米を見せて、「これ、食べたい人いますか?」と質問したら、ほとんどの人が、「食いたくない」という反応でしたが、約1名だけ「食いたい」という方がいました。あんまり、おいしくないと思いますよ!

きれいになったお米が袋詰めにされて、機械から次々に出てきます。見ていると、なんとなく楽しくて、ずっと見とれてしまいますよね。

場内見学から戻ると「金芽米」が炊き上がっていました。初めて食べる金芽米。「おいしい」と評判は上々です。

毎日食べている 「米」って、どっから来るの?どうやって、つくっているの?  知っているようで、あまり知らない。空気のように身近すぎて、気にしたことがない。

そんな日本人が本当に多い今日この頃です。是非、ここにきて米のことをほんのちょっと、本気で見つめてみませんか?

明日から、別な世界が見えてくるかもしれません。少なくとも、新(あらた)の皆さんは、今日の見学で、「金芽米はおいしい」 と覚えてくれたと思いますよ。

 

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武士のメシ

先日、本屋に寄ったときに、面白い本を見つけました。

タイトルが「武士のメシ」。お米を扱う立場のものとしては、ものすごく食指がそそられる題名でしたので迷わず買ってしまいました。

筆者は、食文化史研究家の永山久夫さんです。私は、以前にもこの先生の著書を拝読したことがあります。内容は、雑穀に関する著書でした。この先生が書いた本のすばらしいところは、食に関する情報を文書だけで表現するのではなく、調理方法や素材を実際に確認して、写真で見せてくれるところです。食べ物は、言葉だけでは伝わらないことが多いですからね。

この「武士のメシ」も、戦国時代に活躍した有名な武将が実際に当時食べていた料理を再現して、写真を載せてあります。フランスの美食家ブリヤ・サヴァランは『食べているものがわかれば、その人の「人となり」がわかった』そうですが、私みたいな凡人でも、戦国武将が食べていた料理を写真で見ると、不思議にその人のイメージがより具体的に沸いてきてすごく身近に感じられるようになりました。

この本のコンセプトは、「乱世を生き抜いた武将たちがなぜ長寿だったのか?」を「食」を通した視点から解明することにあるようです。人間が精力的に動くことが出来る源はなんと言っても「食べること」。戦国時代を生き抜くには、人並み以上の力を出すためのパワーフードと生き馬の目を抜く緻密な戦略を立てるためのブレインフード、誰にも負けない闘争心を生むファイテングフードが必要だったはずです。本を読みすすめていくうちに、戦国武将がなぜ超人的な活躍をすることができたのか、そして、どうして驚くほど長生きできたのか、その理由が垣間見える内容になっています。

戦国武将たちは、圧倒的な力を手に入れるためにさまざまなものを食べていたようです。中には、今では入手不可能なものもあります。虎、白鳥、鶴などの肉なんかは、現代の日本で食べることはまず不可能でしょう。なぜ、そんなものを食べていたのか?動物の持つ力強さとか生命力を食べることで取り込もうとしていたのでしょうね。虎なんか食べたら強くなりそうですもんね。

いろいろな食材がこの本では取り上げられていますが、やっぱりその中心には「メシ」があります。なんといっても米のメシです。徳川家光の乳母・春日局は、米を食べることの重要性を理解して、病弱な家光を育てるためにさまざまなアイデアを駆使してごはんを食べさせたそうです。その、春日局の言葉がとても印象に残ったのでご紹介します。

『ただお命を繋ぐものの第一は飯なり』

楽しい本です。是非、ご覧になってみてください。

http://tkj.jp/book/?cd=01964701

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