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JA茨城むつみ の皆様

昨日は、茨城県から JA茨城むつみ の皆様、25名の方が見学に来てくださいました。今回は、一般の見学とは違い、目的がありました。見学というより研修です。見学申込をいただいた時に特に「味度メーター」と「米の精」についての説明依頼がありました。農協の皆様といったら、いわば、農産物の取扱にかけてはプロの方々なので、当然、専門的なお話になることを想定して、万全の準備をした上でお迎えいたしました。

まずは、会社の概要と工場の説明をした上で、工場内の見学です。いつもの通り、張込工程からご案内しました。

精米をしたときに出る糠の搬送風景です。糠は主に搾って米糠油にする用途に使用されますが、有機肥料としても使用されます。

無洗米工程では、「米の精」が出来るまでを見ていただきました。肌糠のままだと自身が持っている酵素の働きによりすぐに痛んでしまうので、熱処理をして肌糠を「米の精」に加工します。出来立ての「米の精」は香ばしい香りがして、食べるとほんのり甘い味がします。

包装工程もじっくりと見ていただきました。

私どもの工場は、全国でもめずらしい「無洗米委託加工専門工場」です。ここでは、原料を購入して加工販売はしていません。工場にある原料はすべて、お客様の所有玄米です。私たちは、お客様からお預かりした原料をBG無洗米に加工してお渡ししています。もし、これをごらんになった方で、お米を無洗米に加工して販売したいとお考えの方がいらっしゃいましたら、是非、こちらまでお電話ください。(電話:049-288-4700)見学も大歓迎です。JA茨城むつみ様も、もし、精米関係のご要望がございましたら遠慮なくご相談くださいね。

見学後は、「味度メーター」と「米の精」について解説です。それぞれ、専任の講師から詳細を説明しました。味度メーターは、本物の機械を用意しました。お客様から持ってきてもらった玄米をその場でテスター精米機使用して精米、そして、味度メーターで味度(お米の味)を測定、という実験を実施してみていただきました。味度メーターの特長を判りやすく説明するために、精米サンプルを2つ作りました。1つは、歩留92%に仕上げたもの、もうひとつは歩留90%に仕上げたものです。同じ原料で精米の仕上げ具合で味度にどの程度の差が出るのかを見てもらいました。

結果、歩留92%で精米したサンプルは味度:75.0、歩留90%で仕上げたサンプルは味度:77.8 でした。その差、2.8。精米の仕上げ具合でごはんの味が変わることは、周知の事実(七分搗きのごはんと普通に精米した米では普通に精米した米のほうが一般的においしい)ですが、味度メーターはその差を数字で見せてくれます。これをみた見学者の方は、味度メーターの優位性を納得されたようでした。

一番興味を持たれたのは、「米の精」のようでした。「米の精」はBG無洗米を作る時に出る肌糠を粒状に加工したものです。これは、精米した時に出る「糠」と違い でんぷんなどの栄養分をたくさん含んでいます。米の精は土に入れたとき、微生物のご馳走になります。米の精は稲が育つための直接の栄養になるというよりも、土の中の微生物のえさになって土壌を活性化させるということが最大のメリットです。活性化した土壌は、さまざまな生物を呼び、ますます豊かな環境になっていきます。そういった環境で作られたお米は「旨い」わけですよね。今回のお客様は、作物を作るプロの方たちですので、私たちが説明するよりもその辺をよく知っていました。

今回の見学は、ちょっと専門的な内容に踏み込んだプログラムでした。この見学を通じて、私たち東洋精米機グループがお米の生産から加工・販売までお手伝いできる会社であることがわかっていただけたと思います。

生産者の方は、一生懸命です。どうすれば、いいのものが作れるか?どんな肥料を使えば、おいしい作物が出来るか?JA茨城むつみの皆さんからもその情熱とか熱気が見学を通して伝わってきました。私たちも、どうすれば皆さんのお役に立つことが出来るのか、もっともっと考えていかなければならないな と改めて感じました。

 

 

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