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武士のメシ

先日、本屋に寄ったときに、面白い本を見つけました。

タイトルが「武士のメシ」。お米を扱う立場のものとしては、ものすごく食指がそそられる題名でしたので迷わず買ってしまいました。

筆者は、食文化史研究家の永山久夫さんです。私は、以前にもこの先生の著書を拝読したことがあります。内容は、雑穀に関する著書でした。この先生が書いた本のすばらしいところは、食に関する情報を文書だけで表現するのではなく、調理方法や素材を実際に確認して、写真で見せてくれるところです。食べ物は、言葉だけでは伝わらないことが多いですからね。

この「武士のメシ」も、戦国時代に活躍した有名な武将が実際に当時食べていた料理を再現して、写真を載せてあります。フランスの美食家ブリヤ・サヴァランは『食べているものがわかれば、その人の「人となり」がわかった』そうですが、私みたいな凡人でも、戦国武将が食べていた料理を写真で見ると、不思議にその人のイメージがより具体的に沸いてきてすごく身近に感じられるようになりました。

この本のコンセプトは、「乱世を生き抜いた武将たちがなぜ長寿だったのか?」を「食」を通した視点から解明することにあるようです。人間が精力的に動くことが出来る源はなんと言っても「食べること」。戦国時代を生き抜くには、人並み以上の力を出すためのパワーフードと生き馬の目を抜く緻密な戦略を立てるためのブレインフード、誰にも負けない闘争心を生むファイテングフードが必要だったはずです。本を読みすすめていくうちに、戦国武将がなぜ超人的な活躍をすることができたのか、そして、どうして驚くほど長生きできたのか、その理由が垣間見える内容になっています。

戦国武将たちは、圧倒的な力を手に入れるためにさまざまなものを食べていたようです。中には、今では入手不可能なものもあります。虎、白鳥、鶴などの肉なんかは、現代の日本で食べることはまず不可能でしょう。なぜ、そんなものを食べていたのか?動物の持つ力強さとか生命力を食べることで取り込もうとしていたのでしょうね。虎なんか食べたら強くなりそうですもんね。

いろいろな食材がこの本では取り上げられていますが、やっぱりその中心には「メシ」があります。なんといっても米のメシです。徳川家光の乳母・春日局は、米を食べることの重要性を理解して、病弱な家光を育てるためにさまざまなアイデアを駆使してごはんを食べさせたそうです。その、春日局の言葉がとても印象に残ったのでご紹介します。

『ただお命を繋ぐものの第一は飯なり』

楽しい本です。是非、ご覧になってみてください。

http://tkj.jp/book/?cd=01964701

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